どの占い師さんに鑑定してもらうか迷ったら「占術」を見るのがおすすめ。
占術とは、たとえば「四柱推命」「タロット」「手相」などの占いの種類の事です。

じゃあ、どの占術が一番当たるの?
そんなお悩みについて、今日は占いの中でも人気のある「タロット」と「占星術」を比較してみました。
(この記事では占星術 = 生年月日で占う占い全般のこと。四柱推命や紫微斗数などを含みます。)
どちらが当たるのか、あなたのお悩みはどちらで占えば良いのか、ぜひ参考にしてくださいね。
占星術とタロットはどっちが当たるの?

結論から言いますと
「占いたい内容によります」。
もっと言うと
「組み合わせて占うと最強です」。

なんじゃそら!
はい、ズバリな答えじゃなくてごめんなさいね…
ではここから、どちらが当たるのかを知るために、占星術とタロットを比較していきます。
読んでいただければ、
「占いたい内容による」
「組み合わせると最強」
この意味をわかっていただけるかと思います。
占星術とタロットの共通点とは

以前こちらでも書きましたが、占星術とタロットはそもそも占いの種類が違うんです。
>> 占いの種類って?得意分野を解説!あなたのお悩み、どの占いで占う? <<
そのため、同じ「占い」ではありますが共通点はあまりないと思います。
ですが、強いて言うならタロットカードの「アルカナ」を占星術の「星・宮」と対応させるという占い方があります。
たとえば、タロットカードで「皇帝」のカードが出たら、対応する「おひつじ座」のキーワードである「無邪気・直感的・自由を愛する」もリーディングに加味する、といった方法です。

全ての占い師が取り入れている考え方ではありませんが、うまく取り入れている占い師の方も多いようですよ。
占星術とタロットの根本的な違いとは

次に、占い方から占星術とタロットの違いを考えてみます。
占星術
まず、占星術では個人の「ホロスコープ」を作ります。
ホロスコープとはその人の生まれた時の星の位置を書き出し、それぞれの星の影響を見れるようにした図のことです。

上の画像は私のホロスコープです。(こちらのサイトで作成しました >> www.astro.com <<)
このホロスコープは「生まれた時」の星の位置をあらわしているので変わることはありません。
(しかし、占いの勉強をしてないとまったく意味がわかりませんね。)
まずホロスコープを作ってから、
今年の運勢は?
自分の適職は?
運命の出会いをする時期は?
と、占いたいことが分かる部分を読み解いていきます。
全体図(ホロスコープ)から答えをあらわす部分にズームアップして占うようなイメージです。

生まれた時の星の位置や角度が、運気や性格・考え方に影響を及ぼすと考える占い方です。
タロット
対するタロット占いでは、まずカードに聞きたいことをできるだけ具体的に決めます。
占星術とは違い、質問が先です。
「具体的に」というのはこんな感じ。
ダメな例 彼とはこの先どうなる?
良い例 私から誘うならどこに誘えばいい?
カードに質問をしてからシャッフルして、並べて行ます。
そして出てきたカードから答えを読み取るのです。
タロット占いでは「偶然出たカード」が偶然以上の意味を持っていると考えて受け取ります。
占う度に結果が変わるのがタロット占いの特徴です。
ただし、一度の偶然=必然なので、同じ質問を何度も占っても意味がありません。
また、あまり長期のことを占う事には向いていません。
大体3ヶ月〜長くても1年先まででしょう。
- 占い結果は常に同じ
- 変えられない「生まれた時の星」に意味がある
- 先の星の動きが読めるため、長期の未来予想などが得意
- 全体図を出してから、知りたい悩みに合わせて星の位置や角度を調べる
- 占い結果が都度変わる
- 偶然性に意味がある
- 短期の具体的な占いが得意
- 聞きたい事を決めてから占う
なんとなくで良いです、違いが分かったでしょうか?
ではここから、同じ内容で占った場合、占星術とタロットでそれぞれどのような結果が出るのか具体例を見ていきましょう。
占星術とタロット、両方で占った場合の具体例

例えばこんなお悩みがあったとします。

彼から距離を置こうって言われちゃった
辛いですね。お察しします。
こんな時、占いたいこと。
まず一つ目。
1. 過去の感情を探る場合

どうして彼は「距離を置こう」なんて言ったの!?
つまり、相手の過去の感情を探りたい場合。
占星術
「この時期彼はとても忙しかったみたい。あなたとの相性も良くない時期ね。元々マイペースなタイプだから、今は構ってほしくないんじゃないかしら。」
赤字がホロスコープを読み解いた部分です。
まず星の動きがあり、それが行動・感情にどう影響したかを見るという流れになっていますね。

占星術で見ているのはあくまでの「星の動き」なので、感情を直接覗くのは不得意です。
ですが、星読みで分かった状況・相性・運気・性格などから推察することはできます。
タロット
「とても忙しい時期だったから、あなたのメールにも「返事しなきゃ」って追い詰められるような気持ちになったのね」
行動・感情がそのままカードにあらわれました。
まず行動・感情があり、カードにあらわれた行動・感情をリーディングする、という流れです。

タロットは感情を読み取るのが得意です。
今回のようなお悩みにはピッタリでしょう。
2. 短期の未来の予測をする場合
2つ目に占いたいのはこれ。

このまま待ってたら、彼から連絡は来る?
つまり、ある程度短期間の未来の予測です。
占星術
「彼の仕事が落ち着くのは2週間後。ただ、あなたとの相性が良くなってくるのは来月なので1ヶ月は待ちましょう。」
タロット
「彼の仕事が落ち着くのは2週間後。彼の方から連絡するつもりでいるから1ヶ月は待ちましょう。」
はい、星読みとタロットリーディングの違い、赤字にしましたがわかりますか?
- 占星術では星の動きから彼の「仕事運」と「相性」を見ました。
- タロットでは彼の「仕事運」と「感情」を読み取りました。
結果は似ていても、アプローチが全然ちがいますね。
3. 長期の未来を知りたい場合
そして3つ目はこれ。

この先、彼と復縁して結婚できるの?
つまり長期の未来を知りたい場合です。
占星術
「星の位置が2人ともとても良いのが2年後。2人が結婚するなら2年後ね。基本の相性も良いし、結婚までいけるでしょう。」
タロット
「半年先を見てみたけど、穏やかに過ごせるカードが出たわ。ただ、劇的な変化はなさそうだから少なくとも結婚は半年以上先ね。しばらく今のお付き合いが続くわ。」
占星術は長期間の占いが得意です。
星の動きはかなり先の未来まで予測できるからですね。
タロット占いは長くても一年先くらいまでしか分かりません。
これは占っている「今」のインスピレーションが元になっているからです。
一年以上先の事を知りたいなら占星術の方が適しているでしょう。
タロットと占星術はどっちが当たるのか まとめ

タロットと占星術は占いの元が違うため、得意分野が違います。
そのため単純に比較はできません。
長期の予測が得意
感情を読み取るのは不向き
感情を読み取るのが得意
長期の占いには不向き
理由は「変えられないもの=星」を読むのか、「インスピレーション」で読むのかの違いです。
これが単純に「どっちが当たる」と比較できない理由でした。
それぞれの向き不向きを理解して、お悩みに合わせた占術を選びましょう。
そして、比較するのではなく「組み合わせるのが最強」については以下の続編記事で詳しく解説します!
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